岐阜市のクラスター「終息宣言」
岐阜市内で、3月31日より、柳ケ瀬のナイトクラブ「シャルム」、高級焼肉料理店の「潜龍(せんりゅう)」や職場などの3つのクラスター(新型コロナウイルスの集団感染)が発生しました。
岐阜県においては、当該クラスターを封じ込めるために、4月13日に、「岐阜県・岐阜市クラスター対策合同本部」を設置し、以下のように取り組みがされました。
(A)ナイトクラブの従業員17名全員及び利用客25名について、PCR検査を実施。
(B)料理店の従業員36名全員及び利用客175名について、PCR検査を実施。また検査を受けなかった利用客230名のうち215名に健康観察を実施。
(C)2つの職場の従業員7名全員について、PCR検査を実施。
上記3つのクラスターに関する検査等の結果、岐阜県外「4名」を含め、「72名」の陽性患者が特定されました。
そして、厚生労働省クラスター対策班及び岐阜県専門家会議(4月29日)において、岐阜市内のクラスターは、「それぞれの健康観察期間が終了すれば、終息と評価できる」と判断し、その後、岐阜市内のクラスターの健康観察期間が、「A」は5月4日で、「B」は5月2日で、「C」は5月5日で終了したとのこと。
以上、これらをもって、岐阜県・岐阜市クラスター合同対策本部として、岐阜市内のクラスターは、終息したと判断する旨の連絡がありました。
まだ新型コロナウイルスの感染拡大には防止策を講じていかなければなりませんが、岐阜市内で増幅したクラスターが終息したことについては安堵しています。
明日、第10回岐阜市新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、情報共有、政府の非常事態宣言5月末までの延長を受けての岐阜市の非常事態総合対策の見直しが行われます。
次は、緊急事態宣言が延長したことによる、岐阜市内の中小企業への支援策や今後の教育環境などについて、ゴールデンウィーク明けの議会でしっかりと審議をしていきます。