岐阜は和傘の一大産地ですが、 後継者不足が課題となっています。 12月の議会では岐阜和傘の振興に関する質問もありました。岐阜和傘の技術・文化継承のための取り組みについて紹介します。
岐阜和傘の現状
「岐阜和傘」は加納地区を中心にした職人の手作業によって、いくつもの工程を経て作られています。薮田地区にも傘の骨を製作する職人さんがいます。しかし、後継者不足により、特に和傘の基盤となる「傘骨」と「ロクロ」の製作技術が途絶えようとしています。
「岐阜和傘協会」が立ち上がりました
岐阜和傘問屋、職人がメンバーになり、活動してきた「岐阜市和傘振興会」は「岐阜和傘協会」に改名し、一般社団法人化しました。そして、同会が後継者育成プロジェクトを進めていきます。
クラウドファンディング型ふるさと納税の取り組みを進めていきます
岐阜市は民間企業が運営する「ふるさと納税サイト」への加入準備を進めています。「岐阜和傘」のプロジェクトもこれらを有効活用し、課題解決に取り組んでいきます。
クラウドファンディング型ふるさと納税とは
「クラウドファンディング」はプロジェクトに共感する不特定多数の人から寄付によって協力する仕組みのこと。「ふるさと納税」と組み合わせ、ふるさと納税の使いみちを「地域の活動」に当てます。
和傘づくりに携わる若者も増えています。
伝統をいかした現代的なデザインや日本初の和傘専門店「和傘CASA」には、全国から「本物を持ちたい」という方が来店しています!