市政報告

市政報告

令和元年第4回(9月)定例会にて一般質問をしました

質問内容とその回答、今後の方針についての一部をご紹介します。

Q1.小中学校等体育館のエアコン整備について

児童生徒の熱中症対策としてまた、 大規模災害時の避難所活用の観点からも小中学校等の体育館にはエアコン整備が必要とされており、岐阜市では「緊急防災・減災事業債」を活用しながら、体育館への工アコン整備が予定されています。

浅野まさきの質問

エアコン整備に係る今後のスケジュールについて、また、先日の台風による千葉県の大停電を受けて、動力源についてどのように考えていますか。災害時に使えるものでしょうか。

教育委員会・都市防災部の回答

整備スケジュールについて
整備対象は、 「岐阜市地域防災計画」において指定拠点避難所・指定避難所に指定されている小中学校や旧小学校の体育館などの72館です。小学校の体育館を優先し、下記の2つのグループに分け、並行して整備を進めていきます。

【A】水害、または土砂災害の際に公民館を避難所として使用できない地区の体育館15館は令和2年度に緊急防災・減災事業債を活用して整備を行う予定。
【B】そのほか57館は令和3年度から順次整備を進め、令和6年度に全体育館の整備を完了する計画。

エアコン設備の動力源について
電気やガスといった動力源については受変電設備の容量、電気配線の取り回し、ガス管の敷設状況、室外機などの設置スペースの状況、設置費用や維持管理費用、 災害時の復旧力など、多角的な観点から検討を重ね、最適な動力源を決定します。

Q2.市橋小学校の校舎増築について

市橋小校区は地域の宅地化が進んでおり、下記の表の通り、今後、児童数の増加が見込まれています。

年度 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8
クラス数 28 30 30 30 30 31 33 33
増減 増2 増1 増2

実際にこのような声が聞かれています

  • 児童数が多く、グラウンドに人が多すぎて遊べない
  • 放課後児童クラブが小学校外に2箇所あるが、安全面から市橋小学校内で行ってほしい
  • 子どもたちの教育環境の今が不安

浅野まさきの質問

6オまでの出生数から入学推定人数が分かります。令和7年度に は校内で放課後児童クラブが行えません。教室が2つ不足することが想定されます。少人数クラス教室の確保や放課後児童クラブ教室の確保などはどのように検討されていますでしょうか。

教育委員会の回答

教室数不足について
児童数の増加によって2段階の対応を検討しています。

【第1段階】校舎内の教室を利用している放課後児童クラブを学校外に移転し、教室数を確保する。
【第2段階】さらに児童数が増加し、既存の校舎で対応しきれない場合は校舎を増築する。校舎はさまざまな要素を加味し、恒久的な建築物、またはプレハブ建築物の建設を検討する。

放課後児童クラブについて
小学校内ですべての教室を確保することが困難なため、利用者増加が見込まれる場合は、自治公民館や民間賃貸施設等を利用した教室の増設が必要であると考えています。

浅野まさきの質問

岐阜市教育委員会、地域やPTAのみなさんで構成された「市橋小学校の未来を考える会」などで話し合い、ベストな学習環境づくり、安全・安心に過ごせる放課後の居場所づくりに取り組んでいきます。

Q3.岐阜市におけるDMO組織づくりについて

来年はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放映をうけて、多くの観光客がこの岐阜市に訪れることが予測されます。

浅野まさきの質問

民間企業と同じく、地域全体を会社と見立てて、この地域にどのような人が来て、どのようなサービスが必要か、また告知が必要かを、地域全体で考えるDMO組織が必要と考えます。どのようにお考えでしょうか。

岐阜市長の回答

DMOの組織づくりについて
近年、観光庁では、地域をマネジメントする組織(ディスティネーション・マネジメント・オーガナイゼーション)訳してDMOの組織づくりを推進しています。現在、岐阜市では観光振興の指針となる観光ビジョンの策定を進めており、 DMOの組織づくりに必要性を感じています。専門性や経験を豊富にもつ人材を確保し、行政、事業者を含め、 それぞれがどのように役割を分担し、連携していくのか、あるいは運営資金をどう手当てするのか検討しながら、市民・事業者・行政が一体となった観光振興に取り組んでいきます。

他にも質問をしました

● 公立学校施設長寿命化計画について

学校施設長寿命化のための改修・改築について質問したところ、「老朽度調査をふまえた学校施設長寿命化計画を年度末に策定する予定」との回答をいただきました。

● 中心市街地活性化空き店舗活用事業について

開業時にコストのかかる店舗改修費を「中心市街地活性化空き店舗活用事業」に盛り込むことを提案したところ、「利用実態を把握したうえで他都市の事例も参考にし、研究を進めます」との回答をいただきました。

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