近年、地方自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が全国的に進められています。岐阜市では令和3年度に「デジタル戦略課」が設置され、デジタル化が推進されていきます。各種手続きをオンライン化することにより、利便性が高まるだけでなく、感染防止のための密を回避することもできます。
浅野まさきの質問
行政手続きのオンライン化の状況と、導入予定のサービスについて教えてください。【令和3年 第1回(3月)定例会より]
行政部の回答
令和2年12月に「岐阜市オンライン申請総合窓口サイト」を開設しました。
- 児童手当に係る手続き
- がん検診の予約
- 地域ボランティアスタッフの登録申込み など
22のオンライン手続きが集約されています。 今後、道路の陥没に関する通報やパブリックコメントなども加えていく予定です。
LINEからも「岐阜市オンライン申請総合窓口サイト」の利用を可能にし、AIが対話形式で応答する「岐阜市AIチャット 総合案内サービス」も利用できるように進めてまいります。
また、市税等の納入や鵜飼観覧船の乗船料の支払いについて、キャッシュレス決済を導入しており、令和3年7月からは 新庁舎における各種証明書の手数料や岐阜城、科学館 などの入館料、スポーツ施設の使用料にも導入します。
浅野まさきの質問
新型コロナウイルスの影響で、産後うつになる方が全国で倍増しているという調査報告があります。コロナ禍におけるオンラインを活用した子育て支援に関する取り組みについて教えてください。
子供未来部の回答
「地域子育て支援センター」の一部では、インスタグラムやLINEを活用した、保育士による手遊びや歌遊びなどの動画配信を行っています。 令和3年度は、市内6か所ある全ての「地域子育て支援センター」でオンラインの活用ができるように協議をしています。 具体的には、動画サイトを活用した子どもの遊び発信、自宅に居ながら参加できるセミナーや子育て相談などです。
健康部・保健所の回答
これまで集団方式で開催していた「パパママ学級」は、ビデオ通話アプリを活用したオンライン開催を令和2年度から実施して います。感染防止のみならず、体調不良で外出が困難な方も参加できるメリットもあります。
また、赤ちゃんのお風呂の入れ方やおむつ替えの動画紹 介や、「ぎふし子育て応援アプリ」のプッシュ通知機能を用いた、乳幼児健康診査等の情報提供を行っています。 引き続き、令和3年度も実施していきます。
今後は、会話形式で必要な情報を提供する「AIチャットボット総合案内サービス」を導入し、内容の充実に努めてまいります。