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岐阜薬科大研究成果 長良川の鮎は目の健康食品

岐阜薬科大学の原英彰教授と中村信介講師らの研究グループと(財)生産開発科学研究所との共同研究の成果について、8月12日に、岐阜薬科大学より記者発表がされました。
世界農業遺産にも認定された長良川の鮎が人の目にもいいという研究結果にとても驚いています。
目にいいといわれ、とてもおいしい岐阜市の名産「長良川の鮎」を食べましょう。

▽発表内容は以下になります

1.研究成果
世界農業遺産に認定されている「清流長良川の鮎」は、眼や皮に天然色素である「ゼアキサンチン」を豊富に含むことを発見しました。
鮎の眼、特に網膜にゼアキサンチンを多く含有しています。

2.概要
岐阜薬科大学の原英彰教授と中村信介講師らの研究グループは一般財団法人生産開発科学研究所(京都市)の眞岡孝至博士との共同研究により、「長良川の天然鮎はゼアキサンチンというカロテノイドを多く含み、特に眼内に豊富に存在する」ことを発見しました。

3.明らかになったこと
鮎は眼や皮にゼアキサンチンを豊富に誓えること、特に網膜の視細胞層 (光を感受する組織) に分布することを発見しました。ヒトの眼にも存在し、眼の機能維持に重要とされるゼアキサンチンを鮎も網膜の中に豊富に蓄えていることを明らかにした。
これらの研究成果から、鮎は眼の健康食品であることが示されました。

4.展望
鮎を楽しむ食文化が根付く岐阜の美濃において、 鮎が目の健康に良い食 材であることを広く知ってもらえればと思います。

5.学術誌の掲載
国内誌「Journal of Oleo Science」に掲載
(オンライン版公開日: 2020年8月13日)

6.備考
カロテノイド:様々な動植物(サケ、ニンジン、 バナナ、 ピーマンなど) に含まれる天然色素の一群で強い抗酸化作用を持つ。
ゼアキサンチン:多くの緑黄色野菜(ほうれん草、パセリ、レタスなど)に含まれ、ヒトの体内ではルテインと共に網膜に存在する。青色光などから網膜を保護する働きを持つ。

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